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ノルウェジアン・エルクハウンドについて







原産地:ノルウェー

体高:♂ 52cm ,♀ 50cm ぐらい

体重:♂ 25kg ,♀ 21kg ぐらい

カラー:グレー


歴史

最も古い犬種の一つで、紀元前4000年から5000年頃の地層や遺跡からエルクハウンドのものと確認できる遺骨が発掘されています。遺跡からの発掘状況により、ノルウェジアン・エルクハウンドは6000年以上も前から人間と深く関わって暮らしていた事が裏付けられています。

この犬種は何qも離れた場所からでも獲物の臭いをかぎつけることができ、獲物を追跡します。エルクハウンドの主な用途は、ヘラジカ(エルクといいます。北欧やアジアに棲息する鹿の内最大のもので、オスのヘラジカは体長3mに達し、頭上にへら状の巨大な角を持っています。)狩りで、他にも熊やウサギ狩りに使われてきました。また、冬期にはそり用の犬にも使われたといわれています。

狩りには2種類の狩猟法が用いられ、
ひとつは、犬を長いひもで猟師の体につなぎ、猟師と一緒にヘラジカを追跡する方法、
もうひとつは、犬を猟師から離して自由にヘラジカを追わせ、獲物を攻撃できる距離に近づくまで追跡させ、見つけたら猟師に吠えて知らせる、という方法です。この目的は、ヘラジカを追い詰め、逃げようとするのを防ぐことで、ヘラジカが止まったら吠えて猟師に獲物のありかを知らせ、獲物の角から右往左往に身をかわしながら猟師がやって来るのを待ち、猟師が到着して銃を構えるまで殺さずに見張っておくというのが役割でした。

スカンジナビア半島では現在もなおヘラジカ狩になくてはならない猟犬として活躍しています。

ちなみに、皆さんがご存じのムツゴロウさんが「エルクハウンドはどのような狩りをするのだろう?」と現地まで見に行ったら、エルクハウンドを放して、そのまま2〜3日待っていたそうです。すると、どこからか犬がヘラジカを仕留めたという合図の声が聞こえてくる。
つまりこれは、草食動物は長い時間付け回されるとどんどん体温が上がって、最後には脳死してしまうのを待つ、という狩りだったそうです。


特徴

典型的な北方系のスピッツ種です。
引き締まった体とがっしりした骨格、幅広い頭部、ピンと立った耳、くるっと丸まった尾がエルクハウンドの外観的特徴です。
被毛は厚く豊富、たっぷりのスタミナを持っています。


性格

おとなしく、従順。優しく、人懐っこく遊び好きで思慮深い。独立心が旺盛で警戒心が強いといったハウンドの特性と、陽気で賑やかな反面、保守的といったスピッツ系の特性を合わせ持っています。
基本的には誰にでも友好的ですが、見知らぬ犬には警戒心をむき出しにすることもあります。
恐れをなさず、エネルギッシュで勇敢です。スタミナがあり、嗅覚、聴覚も優れています。
厳しい寒さの中でも果敢に冒険にくり出そうとする活発な犬です。


飼育管理

エルクハウンドは厳しい環境の中でも一日中狩りができるよう、丈夫な体格に発展してきた犬種ですので、毎日の散歩や激しく動き回る運動が必要です。
硬く厚く豊富な被毛には、定期的なブラッシングが欠かせません。特に換毛期には、入念な手入れを行ってください。
日本の高温多湿に弱いので温度管理に注意してあげましょう。


気をつけたい病気

股関節形成不全膿皮症進行性網膜委縮症、ファンコニー症候群(近位尿細管の欠陥)


【参考文献】
DOG GUIDE
ペットのイエローページ ワールドドッグ図鑑

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